備長炭でごはん・料理をおいしくする
ご飯をふっくら
ごはんを炊くときに炭を入れると、炭が水道水のカルキ臭や、米のヌカ臭さを吸着します。また、炭のミネラル分が米に染みこんで、炊き上がりに粘り気が出ておいしくなります。
炭の弱アルカリ性は、でんぷん分解酵素の働きがよくしてご飯に甘みが出ます。
さらに遠赤外線の効果もあるようです。遠赤外線は熱を加えないと発生しませんが、釜の中は100℃を超えますので炭から遠赤外線が放射されます。これらが複合しておいしい味を作ります。
【炊き方】
まずいつもと同じように研いだお米と水を炊飯器にセットします。あとは煮沸消毒した竹炭や備長炭をお米の上にのせるだけです。
お米5合に対し、100g程度の白炭1本または竹炭3~5片(20gほど)をお使いください。
使用後は、毎回タワシで洗ってしっかり乾燥させておくのがおいしく炊くコツです。時々煮沸消毒してください。
天ぷらをカラッと
天ぷらを揚げるときに、油に炭を入れると衣もカラッと揚がり、芯まで熱が通ります。
煮沸消毒して十分に乾かした備長炭などの白炭を100g程度、あるいは竹炭2~3片を、油が冷たいうちから一緒に入れて熱し、温度が上がればいつも通りに食材を揚げるだけです。天ぷら用の炭は使いまわしができませんが、園芸用としては使いまわせます。
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ぬか床がおいしく鮮度長持ち
ぬか床に炭を入れると、ぬかの成分が野菜に浸透しやすくなり早く漬かり、ぬか床の鮮度も保たれます。方法は、煮沸消毒しておいた備長炭などの白炭を、ぬか床の大きさにあわせて100g(1~3本程度)野菜と一緒に埋めておくだけです。ぬかを混ぜるときは、炭も一緒にかき混ぜてください。2・3ヶ月で新しい炭と交換しましょう。
おいしいぬか漬けは我が家の自慢に!是非お試し下さい。
ホクホク煮物
煮物に入れれば、煮くずれなく味の染みこんだおいしい煮物ができます。方法は簡単、鍋に煮沸消毒した白炭100gあるいは竹炭2・3片程度を入れて普通に煮るだけです。
炭焼き風コーヒー
挽いたコーヒー豆をセットした、ペーパーフィルターの上に煮沸消毒済みの備長炭などの白炭か竹炭をのせてお湯を注ぎ、ゆっくり抽出します。炭の量は、1~2人分でひとつまみ、3~4人分ならふたつまみ程度入れてください。
グリルの下に炭を入れて遠赤外線効果
ガスレンジのグリルで焼くときに炭を下に入れると、表面がパリッと焼ける上、遠赤外線効果で中までふっくらと焼きあがり、炭で焼いたようなおいしさを味わうことができます。
方法は、ガスレンジのグリルの受け皿にアルミホイルを敷き、水の代わりに炭を入れて焼きます。新しい炭か、炊飯・ミネラルウォーターなど、口に入れるものに使った炭を充分乾かせてからお使い下さい。
炭は砕いた状態で置いてください。
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