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金閣・銀閣は竹炭で護られている

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金閣・銀閣は竹炭で守られている

炭イラスト

世界文化遺産の金閣寺と銀閣寺の建物床下に敷いた竹炭が、建物の腐朽やシロアリ被害を防ぐのに効果をあげていると産経新聞で報道されました。
以下はそのニュース内容です。


金閣・銀閣カビバスター 竹炭

床下除湿 自然の空調

金閣寺

世界文化遺産の金閣寺(京都市北区)と銀閣寺(同市左京区)の境内の建物床下に敷いた竹炭が、建物の腐朽やシロアリ被害を防ぐのに効果をあげている。

床下温度は外気と比べて夏には平均で10度低く、冬には10度高いことが調査データで判明。木造建築における竹炭の活用は明治時代以降途絶えていたが、名刹(めいさつ)に施された“温故知新”が改めて注目を集めそうだ。




 




  木炭や竹炭が木材の湿気調整や虫食いの予防、消臭などに効果があることは古くから知られていた。名刹・名茶室と呼ばれる建物の基礎では、木炭が埋設されているのが相次ぎ見つかっている。湿気が多ければ水分を吸収し、乾燥すれば放出する働きで湿調機能に優れた機能を持つとされるが、明治以降の木造建築物での利用は途絶えているという。


 金閣寺では平成14年11月、客殿床下(約330平方メートル)に竹炭約3トン(三千袋)を敷き詰めた。池の近くにある客殿は常に湿気が多いため、柱などの木材や畳に数年でカビが生じるなどの状況に悩まされていたが、竹炭の敷設後は「腐朽の進行はほとんどない」という。


 調査した客殿床下の「気温・湿度変化比較年間データ」によると、15年8月23日の外気温の最高、最低の格差は9.9度だったが、床下は2.4度とわずか。通常90%以上まで高まる湿度も、床下は74〜80%に抑えられていた。冬場も一定の温度と湿度を保つという。


 竹炭の除湿、低温維持などの効果が年間を通した調査で立証されたことから、昨年6月には銀閣寺の蔵、今年10月には銀閣寺本堂の床下に竹炭を導入。現在解体工事中の金閣寺本堂にも19年春ごろに敷設する予定という。

 両寺を管理する臨済宗相国寺派の有馬頼底管長は「私の一存で竹炭の敷設を決めたが、予想以上に建物の保存状態を一定に保っていることに驚いている。宗派にこだわらず、ほかの神社仏閣などにも導入をすすめたい」と話している。



■京都大生存圏研究所の今村祐嗣教授(居住圏環境学)の話 「加熱温度などの処理次第で竹炭が優れた吸着性能を持ち、湿度調整に作用することは学術的にも証明されている。文化的価値の高い建造物に利用する試みは、建物の寿命を延ばす意味でも前向きで新しい取り組みだ」
   
         平成17(2005)年11月5日(土)産経新聞より


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